ムーンストーン

月長石(げっちょうせき)】

ムーンストーン

石の言葉:「直観力を高める、感情を鎮める」

主な産地スリランカ、インド、ブラジル、マダガスカル

硬度6~6.5

成分K(AlSi3O8)

結晶単斜晶系

石の由来「幸運の石」として
崇められた石

ムーンストーン

ムーンストーンは宝石名、鉱物学的にはオーソクレース「正長石」の仲間です。
アルミニウム、ケイ素、酸素をベースにカリウム、ナトリウム、カルシウム等がさまざまな割合で含まれることで種類が分かれます。
結晶を半円状に磨きあげると、チラチラとゆらめき光るものが横切って見える現象のことをいいます。
この幻想的なシラー効果が生まれるのは、正長石と曹長石の二つが交互に重なり合って薄い層を作っているためです。
これを研磨すると互いの光が干渉し、ゆらめくような光を生み出します。
曹長石の層が薄いと青色が増し、厚いと白色の光が増します。
この不思議な光のゆらめきが「まるで月光のようだ」といわれたのです。
無色、乳白色、グレー、オレンジ、グリーン、イエローなど色調も幅広く、月の光を閉じ込めたような淡い輝きが特徴です。
その語源は、ギリシャ語で月という意味の『セレニテス』。先ほど述べたように、『月の満ち欠けに従い、その形も大きくなったり小さくなったりする』ことから名づけられました。
夢のような話ですが、これは真実と考えられています。
現在ある電灯などの強い光がない時代、弱い月の光でこの石を見ると、本当にそのように感じられるそうです。
古くから、再生、豊さ、予知、願いを叶える「幸運の石」として崇めらてきました。
ヨーロッパでは、暗闇を照らし、進むべき道を守る「旅人の石」とされ、旅の安全祈願に持参したそうです。
また、インドでは「聖なる石」として聖職者が身に着け、農夫たちは農穣を祈り農具に吊り下げました。

石の効能・特徴若さと魅力を
生み出すお守り

神秘的な力を秘めた石

月の光を宿したようなムーンストーンは、古くから神秘的な力を秘めた石として人々に愛されてきました。
『月』は女性性の象徴であり、そのエネルギーを持つとされるこの石は、女性をサポートしてくれる力にあふれています。
月の満ち欠けにも影響される繊細な女性の生理的サイクルに働きかけ、ホルモンバランスを整え、情緒を穏やかに支えます。
その結果、内面の美しさが輝き、若々しく、自分らしい魅力が目覚めるのです。
『恋人たちの石』『愛を伝える石』とも言われ、持ち主を優しく大らかな愛情で満たしてくれるといわれています。
愛する人との出会いと恋愛を成就させ、幸せな結婚そして家庭へと導いてくれるでしょう。
大切な人へのプレゼントにも最適の石です。
情熱的なパワーも持つとされますので、インスピレーションを高め、感受性を豊かにし、自分のなかに眠っている力を引き出してくれるパワーもあります。
自分の進むべき道に迷っている人には、その迷いを取り去り、そっと正しい選択へと導いてくれるでしょう。
身に付けると未来への予知能力をもたらし、家族や親しい友人などの危険を知らせ、その危険から守ってくれると伝えられています。
ムーンストーンは、その繊細な雰囲気から、汚染したマイナスエネルギーに染まりやすいように見えますが、実は非常に自浄するパワー強いのです。
そのため、どのような場所でも、清らかで優しいパワーを発揮してくれるでしょう。

効果的な使い方

ブレスレット、ペンダント、リング、丸玉

処理の有無

一部含浸加工

取扱いの注意

特になし

相性の良い石