パイライト

黄鉄鉱(おうてっこう)

パイライト

石の言葉:「邪気払い、危機回避」

主な産地スペイン、ペルー、
アメリカ、イタリア

硬度6~6.5

成分FeS2

結晶等軸晶系

石の由来ギリシャ神話最強の戦士、
アキレウスのような石

パイライト

パイライトは、火山活動の活発な場所で形成されます。
結晶は人工的に作られたかと思えるほどに整った、キュービックと呼ばれる六面体や八面体で産出します。
一見すると金にも見間違いそうに見える、硫黄と鉄で構成された硫化鉱物の一種です。
そのため、フールズゴールド愚者の黄金・馬鹿者の金・猫の金とも呼ばれる事があります。
名前の「パイ」はギリシャ語で「火」という意味で、叩くと火花が散る為、古代から火打石として使われてきました。
18世紀頃には研磨され「マルカジット」」という名でダイアモンドの代用品として使われ、今もアンティークジュエリーとして人気です。

石の効能・特徴天界との交信を繋ぐ

邪気の石

パイライトは非常に強い邪気払いの石の一つです。
インカ帝国ではこの石を鏡のように磨き呪術や予言を得る儀式に用いたと言われますが、ネガティブな波動を跳ね返す強い力を持っています。
霊的なものというよりは、どちらかというと人の悪意や環境的なレベルでのネガティブなエネルギーから持ち主を守ります。
身体の周囲に防御フィールドを作るような、魔よけの護符といったイメージの石です。
また、パイライトの中でも穴がゴツゴツと開いているようなタイプのものは、人の為に尽くしすぎる人に自分自身を犠牲にしないで人と付き合う方法を潜在意識レベルで伝えてくれるようなエネルギーを持ちます。
このようにパイライトは形にも意味があり、綺麗なキューブは安定力がとても強く、心身のバランスをとるのに有用です。
また、アメリカインディアンの間でも、古くから天界との交信を活性化させ、高次元な世界とのパイプ役となり、一種の予知能力を与えるツールとして大切にされてきました。

効果的な使い方

原石、丸玉、アクセサリー

処理の有無

特になし

取扱いの注意

酸化により変色、水、湿気に弱い

相性の良い石